古/いにしえの面影       其の一阡弐百七拾
怪しい親爺輪っぱの会 別館 一人歩き編です。

(※=マウスポインターを画像上に置いて下さい)

撮影日  2016年05月01日 日曜日
アップ日  2016年09月01日 木曜日
奈良県生駒郡斑鳩町神南三室山(神岳神社)

ワッカン~
資料として気になる街角
撮っておきや!(by UFO先生)

神南(じんなん)は、斑鳩の西南の端に位置しJR王寺駅に近いことから三室山の
斜面を開発して大規模な団地ができました。
神南は、かむなび=神南備=神の鎮座する所に由来し、みむろ=御室・三室も同義です。
神南の三室山中腹に神岳(かむおか)神社があります。
そばに神南寺があり『法隆寺別当次第』がその存在を示しています。
神南寺は神岳神社の神宮寺として平安期に創建されようですが、
江戸期の法隆寺末寺帳に存在の有無は書かれていませんので、
室町期に衰退したと思われます。
また、神南庄は法隆寺の荘園として法隆寺の創建より荘園制がなくなるまで
播磨の鵤庄とともに法隆寺を支えました。
三室山(82㍍)は公園になり、登り口に能因法師と在原業平の歌碑があり、
町民の憩いの場所になっています。その竜田川畔には
御幣岩(ごへいいわ)があり、大和最大の祭り、春日おん祭り最初の行事として
頭役が奈良から馬で訪れ禊(みそぎ)をする神聖な場所でした。
今ではすっかり忘れられています。
神南の融念寺の恵宝殿には衣の裾を少しつまんだ珍しい姿の地蔵菩薩が安置され、
見逃すことのできない重要文化財です。
(斑鳩大事典HPより) 


(※=マウスポインターを画像上に置いて下さい)

標高82mの丘へ~

※嵐吹く 三室(みむろ)の山の もみぢ葉は
龍田(たつた)の川の 錦なりけり
能因法師(69番) 『後拾遺集』秋・366

瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の
われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ
崇徳院(77番) 『詞花集』恋・228



拝殿舎脇から~

※延喜式内社 神岳神社

丹波佐吉作
狛犬



スリムな形
石燈籠は佐吉作と違いますか?

スタンダードな形
少しネコ型が入っていますね。
意匠が凄い!


※吽

後ろ姿と

※横顔と

1 2 3 4 5


※吽

足元に台座も彫られています。


※吽

元は牛頭大王で
祇園さんですね。

※拝殿舎内部

本殿舎

※境内風景と思えば~

狸ですね。



石段降りていったので
着いて行ったら~
ありゃ~すぐに住宅地です。。

※気を取り直して~
境内摂社 市杵島神社
弁天さんですね~

手水舎


 鳥居から見渡せば~
条里制圃場が見えます。

※扁額~
 百度石



奉納石燈籠群



稲荷神社

絵馬堂~

※扁額

絵馬堂内部
比較的新しい絵馬



昭和期のものが多い~



本殿舎横から~



周りは築地がグルリと~



拝殿舎脇から~

※鬼瓦は表情豊かに~

東方面~

※少し高い台地には
住宅地が~泉台辺り
低いところは条里制圃場。

真中には蛇行している大和川。
奈良市内にも大阪市内にも近い地区
ベッドタウン化して
山裾に広がる住宅地。
信貴山頂も見えます。

※JR王寺駅方面も~

昔は橋の架かっていた
船渡方面~



神聖な場所だったとか~
甘南備山ですもんね。
やはり、持ってるものはUPして
資料的に残さねば…
気を抜いたらあきません~
何時のが出てくるか判りまへんで!
袖すり合うも他生の縁~
いつまで知った景色があるのやら。。

頑張ってボチボチ更新中…^^;
古の人の息吹を感じながら~
ページトップへ戻る

Copyright c 2003 Office Young Moon. All Rights Reserved.